【食べてはいけないもの一覧】過敏性腸症候群(IBS)を整体で根本改善!

過敏性腸症候群(IBS)でお悩みの方、何を食べたら良いのか、悪いのか分からず食事に困っていませんか? このページでは、IBSの症状や原因、そしてIBSを悪化させる可能性のある「食べてはいけないもの」を具体的に解説します。さらに、積極的に摂りたい食品や、整体によるIBSへのアプローチ方法についても詳しくご紹介します。つらい腹痛や下痢、便秘といった症状に悩まされ続ける毎日から解放され、快適な生活を送るためのヒントが満載です。IBSの根本改善を目指すために、ぜひ最後まで読んでみてください。

1. 過敏性腸症候群(IBS)とは?

過敏性腸症候群(IBS)は、腹痛や腹部不快感を伴う便通異常(便秘、下痢、またはその両方)が慢性的に繰り返される病気です。検査をしても炎症や潰瘍などの器質的な異常は見つかりません。ストレスや食生活、生活習慣の乱れなどによって腸の運動や知覚機能が過敏になっている状態と考えられています。下痢や便秘を繰り返すため、日常生活に支障をきたすこともあり、近年、注目されている疾患の一つです。

1.1 過敏性腸症候群(IBS)の症状

IBSの主な症状は腹痛や腹部不快感、そして便通異常です。腹痛は、排便によって軽減されることが多いです。便通異常は、便秘、下痢、または便秘と下痢を交互に繰り返す場合があります。また、残便感や腹部膨満感などの症状を伴うこともあります。これらの症状は、人によって症状の程度や現れ方が異なり、常に症状がある方や、症状が良くなったり悪くなったりを繰り返す方もいます。

主な症状を以下にまとめます。

症状 詳細
腹痛 排便によって軽減されることが多い痛み。場所や強さは様々。
腹部不快感 膨満感、張り、ガスが溜まる感じなど。
便秘 便が硬く、排便が困難。残便感があることも。
下痢 水様便や軟便が続く。緊急にトイレに行きたくなることも。
便秘と下痢の繰り返し 便秘と下痢を交互に繰り返す。
残便感 排便後も便が残っている感覚がある。
腹部膨満感 お腹が張って苦しい。

1.2 過敏性腸症候群(IBS)の種類

IBSは、症状によって大きく4つのタイプに分類されます。

1.2.1 便秘型IBS

便秘が主な症状で、便が硬く、排便回数が少ないです。残便感や腹部の張りを感じることもあります。排便のために過度な力みが必要となる場合もあり、辛い症状といえます。

1.2.2 下痢型IBS

下痢が主な症状で、水様便や軟便が頻繁に出ます。突然の便意に襲われることもあり、日常生活に大きな支障をきたすこともあります。外出時にトイレの場所を常に気にする必要があるなど、生活の質を低下させる可能性があります。

1.2.3 混合型IBS

便秘と下痢を交互に繰り返すタイプです。症状の変化が激しく、予測が難しいため、対応に苦慮することが多いです。

1.2.4 ガス型IBS

おならが多く、お腹の張りや腹痛を伴うこともあります。ガスが溜まることで腹部膨満感を引き起こし、日常生活に不便を感じることがあります。他のタイプに比べて認知度が低いため、適切な対処が遅れる可能性もあります。

2. 過敏性腸症候群(IBS)の一般的な原因

過敏性腸症候群(IBS)の原因は様々ですが、大きく分けて以下のものが考えられます。

2.1 ストレス

ストレスは、IBSの大きな誘因の一つと考えられています。精神的なストレスや過労、人間関係のトラブルなどは、自律神経のバランスを崩し、腸の運動機能に影響を与えます。例えば、強いストレスを感じると、腸が過剰に収縮したり、逆に動きが鈍くなったりすることがあります。また、ストレスは腸内細菌叢のバランスにも影響を与えることが知られており、IBSの症状悪化につながる可能性があります。

2.2 食生活の乱れ

食生活の乱れも、IBSの症状を悪化させる要因となります。脂肪分の多い食事や、加工食品、インスタント食品、糖分の過剰摂取などは、腸内環境を悪化させ、IBSの症状を誘発する可能性があります。また、食物繊維の不足も、便秘型のIBSを引き起こす原因となることがあります。バランスの取れた食事を心がけることが重要です。

2.3 睡眠不足

睡眠不足も、IBSの症状に影響を与えます。睡眠不足は、自律神経のバランスを崩し、腸の運動機能を低下させる可能性があります。質の良い睡眠を十分に取ることは、IBSの症状改善だけでなく、健康維持のためにも重要です。

2.4 自律神経の乱れ

自律神経は、腸の運動や消化液の分泌をコントロールしています。ストレスや不規則な生活習慣、睡眠不足などは、自律神経のバランスを崩し、IBSの症状を悪化させる可能性があります。自律神経には、交感神経と副交感神経があり、これらのバランスが崩れると、腸の機能が正常に働かなくなり、下痢や便秘などの症状が現れやすくなります。

原因 影響 対策
ストレス 自律神経の乱れ、腸内細菌叢のバランス悪化 ストレスマネジメント、リラックス法の実践
食生活の乱れ 腸内環境の悪化、栄養バランスの崩れ バランスの取れた食事、高FODMAP食の制限
睡眠不足 自律神経の乱れ、腸の運動機能低下 規則正しい睡眠習慣、睡眠環境の改善
自律神経の乱れ 腸の運動機能の異常、消化液分泌の異常 生活習慣の改善、適度な運動

これらの要因が複雑に絡み合い、IBSの症状を引き起こすと考えられています。ご自身の生活習慣を見直し、これらの要因を改善することで、IBSの症状を軽減できる可能性があります。

3. 過敏性腸症候群(IBS)で食べてはいけないもの一覧

過敏性腸症候群(IBS)の症状を悪化させる可能性のある食品は様々です。症状や体質には個人差がありますので、ご自身の体に合わないと感じた食品は控えるようにしましょう。ここでは、一般的に過敏性腸症候群(IBS)で症状を悪化させる可能性が高いとされている食品群を、それぞれ詳しく解説していきます。

3.1 高FODMAP食

FODMAPとは、発酵性の糖質の総称です。小腸で吸収されにくく、大腸で発酵してガスを発生させ、IBSの症状を悪化させる可能性があります。高FODMAP食を制限することで、症状の改善が見られる場合が多いです。

FODMAPの種類 含まれる食品
果糖 りんご、マンゴー、はちみつ、アガベシロップ、高果糖液糖
乳糖 牛乳、ヨーグルト、チーズ、アイスクリーム
フルクタン 小麦、玉ねぎ、にんにく、ごぼう、アスパラガス
ガラクトオリゴ糖 豆類(大豆、ひよこ豆、レンズ豆など)
ポリオール アボカド、さくらんぼ、プルーン、人工甘味料(キシリトール、ソルビトール、マンニトールなど)

高FODMAP食を完全に排除するのではなく、少量ずつ試しながら、ご自身の許容量を把握することが大切です。また、症状が落ち着いてきたら、少しずつ摂取量を増やしていくことも可能です。

3.2 刺激物

刺激物は、消化管を刺激し、IBSの症状を悪化させる可能性があります。特に、症状が強い時期は控えるように心がけましょう。

3.2.1 香辛料

唐辛子、わさび、こしょうなどの香辛料は、消化管を刺激し、腹痛や下痢を引き起こす可能性があります。カレー粉やチリパウダーなど、複数の香辛料が含まれる食品にも注意が必要です。

3.2.2 カフェイン

コーヒー、紅茶、緑茶、エナジードリンクなどに含まれるカフェインは、腸の蠕動運動を促進し、下痢を悪化させる可能性があります。カフェインレスの飲み物を選ぶ、摂取量を控えるなどの工夫をしましょう。

3.2.3 アルコール

アルコールも消化管を刺激し、IBSの症状を悪化させる可能性があります。特に、ビールやワインなど、糖質の多いアルコールは、ガス発生を促進するため注意が必要です。

3.3 脂肪分の多い食品

脂肪分の多い食品は、消化に時間がかかり、胃腸に負担をかけます。揚げ物、脂身の多い肉、バター、生クリームなどは、控えめに摂取するようにしましょう。良質な油を少量使うことは問題ありません。

3.4 加工食品

ハム、ソーセージ、インスタント食品などの加工食品には、添加物が多く含まれています。これらの添加物は、消化管を刺激し、IBSの症状を悪化させる可能性があります。できるだけ、新鮮な食材を使った料理を心がけましょう。

3.5 人工甘味料

人工甘味料は、一部の種類で高FODMAP食に分類され、下痢などの症状を悪化させる可能性があります。砂糖の代わりに人工甘味料を使用している食品にも注意が必要です。甘味料を使用する場合は、少量ずつ試すなど、慎重に摂取しましょう。

4. 過敏性腸症候群(IBS)で積極的に食べたいもの

過敏性腸症候群(IBS)の症状緩和には、食べてはいけないものを避けるだけでなく、積極的に摂りたい食品もあります。症状や体質に合うものを選んで、バランスの良い食事を心がけましょう。

4.1 食物繊維の多い食品

食物繊維は、腸内環境を整えるために重要な役割を果たします。ただし、食物繊維の種類によっては、IBSの症状を悪化させる可能性があるので注意が必要です。水溶性食物繊維は便を柔らかくし、排便を促す効果があり、便秘型のIBSに有効です。一方、不溶性食物繊維は便のかさを増やし、腸の動きを活発にするため、下痢型のIBSには適さない場合があります。ご自身の症状に合わせて、適切な種類の食物繊維を選びましょう。

4.1.1 水溶性食物繊維を多く含む食品

  • オクラ
  • 納豆
  • 山芋
  • わかめ
  • 昆布
  • りんご
  • バナナ

4.1.2 不溶性食物繊維を多く含む食品

  • ごぼう
  • さつまいも
  • 大豆
  • 玄米
  • きのこ類

4.2 発酵食品

発酵食品は、腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)のバランスを整え、善玉菌を増やす働きがあります。腸内環境が改善されると、IBSの症状緩和にも繋がることが期待できます。様々な発酵食品を積極的に摂り入れましょう。

種類 食品例
乳酸菌発酵食品 ヨーグルト、チーズ、ぬか漬け
酵母発酵食品 パン、味噌、醤油
麹菌発酵食品 甘酒、塩麹、醤油麹

4.3 良質なタンパク質

タンパク質は、健康な体を維持するために不可欠な栄養素です。IBSの症状緩和に直接的な効果はありませんが、不足すると体力が低下し、症状が悪化しやすくなる可能性があります。バランスの良い食事を心がけ、十分なタンパク質を摂取しましょう。

4.3.1 良質なタンパク質を多く含む食品

  • 鶏むね肉
  • 豆腐
  • 納豆
  • 牛乳

これらの食品をバランスよく摂取することで、腸内環境を整え、過敏性腸症候群(IBS)の症状緩和に役立ちます。ただし、人によって合う食品、合わない食品は異なります。ご自身の体質や症状に合わせて、適切な食品を選び、無理なく食事療法に取り組んでいきましょう。

5. 整体で過敏性腸症候群(IBS)を根本改善

過敏性腸症候群(IBS)は、生活習慣の改善や食事療法が中心となることが多いですが、整体も症状改善の有効な選択肢の一つです。整体は身体全体のバランスを整え、IBSの根本原因にアプローチすることで、症状の緩和を目指します。

5.1 整体の効果

整体では、身体の歪みを整え、自律神経のバランスや内臓機能、血流などを改善することで、IBSの症状緩和を目指します。過敏になっている腸の働きを正常化し、腹痛、便秘、下痢などの症状を軽減する効果が期待できます。

5.2 整体で期待できること

整体を受けることで、以下のような効果が期待できます。

  • 腹痛、腹部不快感の軽減
  • 便秘や下痢の改善
  • ガスだまり、膨満感の軽減
  • ストレス軽減、リラックス効果
  • 睡眠の質の向上
  • 自律神経のバランス調整
  • 身体全体の機能向上

5.3 過敏性腸症候群(IBS)に対する整体のアプローチ方法

IBSに対する整体のアプローチ方法は、症状や身体の状態に合わせて様々ですが、主なものとして以下の3つが挙げられます。

5.3.1 自律神経調整

IBSは、ストレスや生活習慣の乱れによって自律神経のバランスが崩れることが原因の一つと考えられています。整体では、背骨や骨盤の歪みを調整することで、自律神経の働きを整え、腸の運動を正常化していきます。 呼吸法の指導や、リラックスできる環境づくりも併せて行うことで、より効果的に自律神経のバランスを整えることができます。

5.3.2 内臓調整

内臓調整は、お腹を優しくマッサージすることで、腸の動きを活性化し、便秘や下痢などの症状を改善する施術です。 内臓の位置を整えることで、血流やリンパの流れも促進され、老廃物の排出も促されます。内臓の機能が向上することで、消化吸収機能も高まり、栄養を効率的に吸収できるようになります。

5.3.3 骨盤調整

骨盤の歪みは、内臓を圧迫し、腸の働きを阻害する原因となります。 整体では、骨盤の歪みを調整することで、内臓への負担を軽減し、腸の働きを正常化していきます。骨盤周りの筋肉の緊張を緩めることで、血流も改善され、冷え性の改善にも繋がります。姿勢が良くなることで、内臓が正しい位置に戻りやすくなり、IBSの症状改善に効果的です。

整体師は、これらのアプローチ方法を組み合わせて、患者さん一人ひとりの症状に合わせた施術を行います。施術を受ける際には、自身の症状や生活習慣について詳しく伝え、相談しながら施術を進めていくことが大切です。継続的に施術を受けることで、IBSの症状改善だけでなく、再発予防にも繋がります。

6. まとめ

過敏性腸症候群(IBS)は、腹痛や便秘、下痢などの症状に悩まされるつらい病気です。この記事では、IBSの症状や種類、一般的な原因、そして食べてはいけないものと積極的に食べたいものについて解説しました。特に、高FODMAP食や刺激物、脂肪分の多い食品、加工食品、人工甘味料などは症状を悪化させる可能性があるため、注意が必要です。逆に、食物繊維の多い食品や発酵食品、良質なタンパク質は症状の改善に役立つと考えられています。

また、IBSの根本改善には、整体も有効な手段の一つです。整体では、自律神経調整、内臓調整、骨盤調整などを通して、体の歪みを整え、内臓機能の改善を促します。これにより、自律神経のバランスが整い、IBSの症状緩和が期待できます。何かお困りごとがありましたら当院へお問い合わせください。

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